柏市の粗大ごみ収集情報 2023年版

地域や自治体によって異なる粗大ごみに関する情報、今回は千葉県柏市の場合を紹介します。
 

柏市の粗大ごみ回収

引っ越しや模様替えなどで発生する粗大ごみはどう捨てたらいいのか、またはなにが粗大ごみにあたるのかわからない、という場合のために柏市が定める粗大ごみの区分を解説します。

柏地区

31辺が1.2m以上の大型家具類(ダイニングテーブル、タンス、食器棚など)となります。

ダイニングテーブル/タンス/食器棚/ベッド一式/スプリング入りマットレス/ソファー/大型マッサージ椅子/オルガン・エレクトーン/乗馬型健康器具/電子ピアノ/物干し台/ソファー/布団(こたつ布団、かいまき含む)3枚まで1点扱い/座布団(ベビー布団含む)5枚まで1点扱い)

ただし、1.8m×0.9m程度の大きさの雨戸(木製)、網戸(プラスチック製または木製枠)、障子戸、姿見、スキー板、スノーボード、釣竿などは1.2m以上だとしても不燃物のため粗大ごみに該当しません。

沼南地区

3辺(縦、横、高さ)の合計が1m以上のもの

上記のように柏市は柏地区と沼南地区でによって少し規定が変わるため、粗大ごみとなるかどうか判別がつかない場合には住んでいる地区のごみ分別ガイドなどを参考にするようにしてください。
 

粗大ごみとして回収できないものと処分方法

またそもそも粗大ごみとして扱うことのできないものは回収されませんので注意が必要です。下記を参照にしましょう。

家電リサイクル法の対象機器(エアコン/テレビ/冷蔵庫/冷凍庫/洗濯機/衣類乾燥機/パソコン)に該当するものは、購入した店舗への引き取りを依頼したり、家電メーカーの指定引き取り場所まで運搬、または柏市廃棄物処理業協業組合へ引き取りを依頼して処分する方法があります。

産業廃棄物(事業活動に伴って生じた粗大ごみ)は、産業廃棄物収集運搬業許可を得ている業者に引き取ってもらうことが可能です。

オートバイ(原付/自動二輪車)は、廃棄二輪車取扱店、指定引き取り窓口への持ち込み、またはリサイクルセンターへ連絡してみましょう。

消火器・古タイヤは、購入した店舗への相談をおすすめします。

危険物(農薬、医薬品類、ガスボンベ、火薬類、多量のペンキ、シンナー、自動車の交換オイル、バッテリー、灯油、廃油類)などは製造元や販売元へ連絡してみましょう。
 

粗大ごみを出す際の注意点

戸別回収では粗大ごみの回収の申し込みをして、すぐ翌日に来てくれるとは限りません。余裕をもったスケジュールで、回収を希望する1週間前の予約を心がけましょう。

戸別回収業者は粗大ごみ処理券で判別して回収作業をおこないます。袋にいれるなどすると中身が見えづらく、回収作業に影響を及ぼし、最悪の場合回収されないということもあり得ます。しっかりと見える位置にシールを張り付け、わかりやすい状態で出すようにしましょう。

火災などでり災した場合には、粗大ごみの処理費用や手数料が免除となります。り災証明書を入手し、クリーンセンターへ連絡しましょう。
 

柏市の粗大ごみを処分する方法

柏市では、戸別回収と持ち込み処分、不用品買取業者による方法で処分することができます。

戸別回収

柏市粗大ごみ受付センターへ電話(TEL : 04-7132-1878)もしくはインターネット受付(https://kashiwa.sodai.jp/)で予約申し込みをおこないます。※受付時間は午前8時30分~午後5時(月曜日~土曜日)

粗大ごみ処理券取扱店で「粗大ごみ処理券」を購入(1,000円+税/粗大ごみ1点)

粗大ごみ処理券に必要事項(氏名 + 日付)を記入し、粗大ごみに貼りつけてください。一戸建てのお宅は玄関先に、アパート・マンションなどは1階入口付近に朝8時30分までに出してください。

持ち込み処分

自身で北部クリーンセンター(柏市船戸山高野538)へ搬入します。事前の連絡(04-7131-7900)が必要となります。

午前8時30分~午後12時、午後1時~午後4時(月曜日~土曜日、祝日年末年始を除く)の受付時間です。

持ち込んだ粗大ごみの重量に応じて現金での支払いをおこないます。10kgごとに198円(支払金額の10円未満は切り捨て)となっています。
 

民間の不用品回収業者

自宅にて不用品や粗大ごみを回収します。即日対応してくれる業者もあり、すぐに粗大ごみを処分したい急ぎの時などはおすすめです。

また休日対応している場合も多く、平日は忙しいという人の利用が多くみられます。粗大ごみ処理券を購入する必要がありません。

不用品や粗大ごみの回収だけでなく、買取もおこなっています。自宅だけでなく、事業所や事務所などの片付けなどにも対応可能な業者もあります。

不用品回収業者を利用するメリット

自治体回収ができない物にも対応

家電リサイクル対象品目は、自治体では回収ができないため、他の粗大ごみとは別に販売店やメーカー、指定引取場所で引き取ってもらう必要があります。

不用品回収業者は、自治体での処分が不可となっているものでも分別などの準備は必要なく、回収してもらうことができ手間がかかりません。

労力が不要

特にマンションなどの集合住宅では、大型の粗大ごみなどを1階のエントランスホールや駐車場、専用集積場まで運び出すことは大変と考えられますが、不用品買取業者は自宅から運び出してくれることもあります。また持ち込みのように、まず家から粗大ごみを運び出し、それらを自家用車に積み込み、クリーンセンターまで行く、といった労力をかける必要がなくなります。

一回で片付く

粗大ごみに限らず、さまざまな不用品などをまとめて回収してもらうことが可能です。自宅に処分したいゴミがたくさんあるなら、一度で回収してくれると片付けが進みます。

状態や製品によっては買取も可能

まだ使える家電や家具などを再販するために買取をおこなっており、処分する費用を抑えることができます。

リサイクル、リユースに貢献

ごみによる環境破壊が進み、問題視されている現代では、リサイクル(再資源化)、リユース(再販)に注目が集まっています。不用品回収業者を利用することは地球環境を守るためになるのです。
 

まとめ

行政の処分方法(戸別回収、持ち込み処分)では、時間の制限や粗大ごみの規格が決まっているため、少し間違えてしまうと回収されない、処分できないなどのトラブルにつながることがあります。民間の不用品回収業者では、柔軟な対応が期待できるためだいたい不用品や粗大ごみは回収してくれます。時間に余裕がない忙しい場合や一気に片づけたい、という場合には不用品回収業者を利用するという選択肢もあります。